| ジェリー・ザッカー | 林家染丸 | ゴードン・チャン | YOU | 名嘉睦稔 |
沖縄国際映画祭にかかわる全ての方々、コメディ映画製作を推進されている吉本興業様のご多幸を祈っています。私はコメディが世界共通の言葉だと信じています。私は日本語が話せないし字幕を読むことが嫌いですが、アメリカでの子供時代、日本についての知識は映画を観て得たものでした。ご存じのとおり、世界経済が不安定な今、もっともっと私たちにはコメディが必要ではないでしょうか! アメリカでは、「笑いは百薬の長」と言います。沖縄国際映画祭にご招待いただいたことを光栄に思っています。すべての映画、たくさんの笑いを楽しみにしています。
1972年にウイスコンシン大学を卒業。兄弟でハリウッドでのショウビジネスへの挑戦を決心。ケンタッキー・フライド・シアターを設立して風刺ビデオを流して観客を楽しませた。76年にシアターの様子を描写した『ケンタッキー・フライド・ムービー』を発表。共同作品をいくつか手がけた後に、独立。彼の監督作品に『ゴースト』『トゥルーナイト』『ラットレース』。プロデュースでは『マイ・ライフ』『雲の上で散歩』『ベスト・フレンズ・ウェディング』に関わる。
私の幼い頃、住んでいた大阪の下町には映画館がたくさんありました。映画好きの親父に連れていってもらった『十戒』の70ミリの大きな画面。初めて見たときの驚きと感動は忘れられません。私が商売とする落語は想像があって初めて成立する芸ですが、映画は物語をすべて実写して見せる芸です。その見せ方こそ作り手の苦労であり、また楽しみだと思います。今回の映画祭では少年の頃の私に戻って、作り手がどう楽しんで様々な工夫を見せてくれるのか、それを大いに楽しみたいと思っています。
1949年10月生まれ。66年、林家染二としてデビュー。91年、四代目林家染丸襲名。上方落語の特色の一つである“はめもの”入りの芝居噺を得意とし、本格的な和芸で、落語会にとって貴重な存在である。もちネタは、「浮かれの屑より」「子はかすがい」などを十八番とするが、「ふぐ鍋」「景清」「たばこの火」などの上方林家の家の芸をもしっかりと受け継いでいる。現在、(社)上方落語協会常任理事、京都造形芸術大学客員教授。08年、第43回大阪市民表彰(文化功労)受賞、など受賞歴多数。
十年ほど前、親友と一緒に沖縄で映画を撮った経験は、私の映画生涯にとって最も美しい記憶となっていました。それ以来、いつか沖縄を訪ねたいとずっと思っていましたが、なかなかチャンスに恵まれることがありませんでした。沖縄で映画祭が開催されることを知った時、心の中の興奮が抑えきれませんでした。今回、このような新たな形でアジア映画文化にスポットライトがあたることは、私の沖縄に対しての思い入れが深い分だけ、いっそう素晴らしく、大変嬉しく感じます。そしてロマンティックな沖縄は、映画鑑賞の最も相応しい場所だと私は思うのです。
1960年、香港出身の映画監督、脚本家、そしてプロデューサーである。トロント大学で地理学を専攻し、香港へ帰国後、1982年から映画製作をスタートさせる。数々の作品を世に送り出し、1999年の『Beast Cop』は香港映画賞で最優秀監督賞および脚本賞を受賞。香港で最も成功した監督かつ脚本家と称されている。最新作は2008年の『Painted Skin』。現在、香港映画監督協会会長、香港映画賞執行委員長、香港脚本家協会の副会長を務める。
第一回沖縄国際映画祭開催おめでとうございます。 映画には少々出させていただいた事があるだけで、経験不足ながら、せっかく呼んでいただいたので、ただただ思う存分まだ観ぬ作品を楽しみたいと思っています。スクリーンで観る、のは大好きです。それぞれの作品に込められた想いや熱やメッセージに心を動かされ、活力をいただけるなんて、新鮮で光栄です。しかも沖縄で、尊敬する芸人さん達もいっしょ。あげあげです。
東京生まれ。バンド「FAIRCHILD」を結成、ボーカルを務める。『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ)出演後、タレントとしても活動の場を広げる。女優としては、第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品『誰も知らない』(2004年公開)や『THE有頂天ホテル』(2000年公開)、『歩いても 歩いても』(2008年公開)などに出演。『ザ・ベストハウス123』(フジテレビ)にレギュラー出演。そのほか雑誌や単行本などへの執筆などマルチな才能を発揮している。
世界中から映画人が集って、楽しい事をやろうと言うのです。しかも、沖縄の地の北谷美浜となれば、ぼくなどはワクワクせずには居られません。 吉本興業が主導して、「笑い」と言う人間共通のキーワードで展開すると、これまた言うのですから嬉しくなってきました。実際ぼくは、超大作の破壊的なアクション映画には、いちいち申し上げたい事があり、集中して観られないのです。心に残るものがなかったとすると、腹までたって来るのです。映画はエンターテインメントだからと友人にたしなめられても、釈然とはしないのです。 この度は「笑い」からの照射と言うのです。期待してしまいます。 喜劇の本当は、悲劇を内包していて尚晴れやかだと感じるのです。呵呵大笑の後に残るものを観てみたいものです。
裏手彩色と呼ばれる技法を用いた木版画作品を数多く発表。1999年沖縄郵政創業125周年郵便記念切手の原画制作、2000年九州・沖縄サミット広報用絵葉書の原画制作、2007年9月から11月まで文化交流使として韓国、スペイン、フランスで活動。2008年には「国際サンゴ礁年2008」のポスターに作品が採用される。