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ニセ札

作品解説

戦後間もなく山梨県で実際に起こったニセ札事件を題材にしたサスペンスフルな人間ドラマ。軍国主義から民主主義へと価値観がひっくり返り、誰もが混沌の中を必死で生きていた昭和20年代。紙漉き産業が盛んな山あいの小さな村で、小学校教頭として人々から慕われている主人公(倍賞美津子)は、かつての教え子から新千円札のニセ札作りを持ちかけられる。お金があれば、子供たちにより良い暮らしをさせてやれる。かくして、村をあげての一大ニセ札作りが始まった……。芸人、構成作家、料理人、俳優など、さまざまな分野で唯一無二の才能を放ってきた木村祐一の長編初監督作品。親子愛あり、冷酷な仲間割れありのスリリングな人間関係の中で、ニセ札に託された希望が膨れ上がっていく様子を、幅広いキャリアに裏打ちされた抜群のストーリーテリングの手腕で描く。現代にも通じる拝金主義を笑い飛ばす、笑いあり、涙ありの、極上のエンタテインメント作品。

キャスト

佐田かげ子（倍賞美津子）

中川哲也（青木崇高）

戸浦文夫（段田安則）

橋本喜代多（村上淳）

大津シンゴ（板倉俊之）

小笠原憲三（三浦誠己）

島本みさ子（西方凌）

スタッフ

監督・脚本	木村祐一
脚本	向井康介
	井土紀州
撮影	池内義浩
編集	今井剛
主題歌	ASKA

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監督

監督	木村祐一
プロフィール	1963年、京都府生まれ。ホテルマン、染色職人などを経て、漫才コンビ「オールディーズ」として86年デビュー。94年東京進出。『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)で構成作家としてもデビュー。映画出演作に、『誰も知らない』(04)、『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)、『松ヶ根乱射事件』(07)、『少年メリケンサック』(08)など。

作品データ

製作国	日本
製作（公開）年	2009年
上映分数	94分
配給会社	ビターズエンド
	ホームページ：	---
公式サイト	---
コピーライト	©2009『ニセ札』製作委員会